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O-Scale Meet 2010に参加


なにかとばたばたしているうちに、もはや半年以上前の話になってしまいましたが、3月にシカゴで開催されたChicago O Scale Meetに参加した話を書いてみたいと思います。

こちらの話もすでにdda40xさんのBlogに記されているので、まずは以下をご覧になってください。
Chicago O Scale Meet
続 Chicago O Scale Meet
続々 Chicago O Scale Meet

このChicago O Scale Meetへは初参加でしたが、毎年西海岸で開催されるO-Scale Westと同じく、Swap Meet、Clinic、Layout Tourを軸とした開催形態をとっています。会場の規模も同程度でしょうか。ただ、O-Scale WestではS-Scaleも合流していますので、その分を差し引く必要がありますが。

参加する顔ぶれも半分くらいは共通しているようで、Swap Meetでは、O-Scale West 2009でお会いしたLou Crossさん、Mashburnご夫妻などにもご挨拶することができました。

Kohsもブースを出しており、例によってOwnerに「Niagaraのプロジェクトはどうなったの」と聞きました。ショウの度に顔を出しては同じ質問をしているので、さすがに顔を覚えられていて、また来たかというような表情をされましたが、「ポペットバルブを備えた5500号機(S-2)の資料が不足していて慎重に進めている」と、丁寧に教えてくれえ、「ぜひ買ってくれよな」と言われました。

私は一足先に帰ることにして、3日間のうち2日しか参加できなかったので、あわただしく見て回っていたのですが、その中でとった写真を何枚か紹介したいと思います。
これはdda40xさんが、Lo-D車輪についてClinicで講演されている様子です。ちょうどRP25とLo-D車輪とのプロファイルの比較をされているところです。

この講演は、走行性能に興味のある人には特にインパクトがあったようで、講演終了後に何人もの人が熱心に質問をされていました。私も講演のお手伝いをさせていただいたので、dda40xさんの手の回らないところで、質問に答えていました。Lo-D車輪の設計思想は理解しているつもりですので、問題なく説明できたと思ってはいるのですが、さて、どうだったでしょうか。


これはSwap Meetで見つけたDan Pantera氏による客車です。室内もしっかり作りこまれているのを見て、その完成度の高さに驚きました。何よりも塗装の美しさが際立っています。


もう一枚Dan Pantera氏の客車の写真です。


Swap Meetに併設されていたコンテストの出品作品です。上は、ノーフォーク・アンド・ウェスタン鉄道のY-6bの全自作(?)モデルです。アメリカにもこんな工作をする人がいるのですね。

下はNYC Niagaraですが、古いUS Hobbiesのものをアップグレードしたものだと思われます。

機関車部分をアップしてみました。
さて、今回私が楽しみにしていたのはLayout Tourです。O-Scale West 2009では30件近くのレイアウトがリストアップされていたので、シカゴではどんなにすばらしいレイアウトに会えるのかと大いに期待していたのですが、渡されたパンフレットには、8件しか載っておらず、その時点では少々がっかりしました。

ただ冷静に考えると、シカゴは鉄道の要所だった街ですから、Model Railroadingを楽しんでいる人が多数いると考えても不思議ではなく、今回ツアーの対象となったものは、シカゴ近辺のレイアウトのごく一部のものにしか過ぎない、と思い直しました。実際、訪問したレイアウトは見応えのあるものが多く、カリフォルニアとはまた異なる、シカゴという街でのこの趣味の奥深さを垣間見るようでした。