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Cantilever Signal Bridgeを設計する(3)

前回の続きで、設計したCantilever Signal Bridgeをどう組み立て行くかの構成を示します。いつものように、この順番で組み立ててゆくということを意図しているわけではありません。

まず、台座に根元となる部分を差し込んで固定します。

次に、Towerを構成する平行する2面の部品を差し込みます。

先ほど取り付けた部品と直交する2面の部品を取り付けます。

台座の構造を表現する部品を取り付けます。アンカーボルトを埋め込む穴の開いた部品は、台座のスリットに長手方向から滑り込ませ、その後、短手方向に細長い部品を取り付けます。

この後、Cantilever Signal Bridgeの下面を取り付けます。

この後、上部のトラス構造を表現した部品を取り付け、

次に、ガセットを貼ります。

最後に、梯子を取り付けます。

完成図が次となります。実際には、この上に歩み板や手すりが取り付けられますが、そちらについては、dda40xさんにお任せしました。

実際にdda40xさんの博物館レイアウトでどう設置されたかについては、こちらからご覧になることができます。

Cantilever Signal Bridgeを設計する(2)

さて、前回お見せしたCantilever Signal Bridgeの図面ですが、実は、土台の構成がよくわからず、しばらく悩んでいる時期がありました。dda40xさんが次の図面を見つけてくださり、こちらを参考とすることとしました。

この出典は、
The Compendium of Signals
by Roger F.R.Karl
Boynton & Associates
 
となります(残念ながら、amazon.co.jpでは見つからないようです)。

この図を参考にし、土台を次のような構成とすることとしました。

これをどのようにレーザーカットで切れる部品にまとめるか、に少し頭をひねりましたが、最終的に次のような部品としました。

ガセットプレートのパターンです。メス型のダイと同じ直径の円も作図しています。

これをどう組み立ててゆくかは、次回ご紹介したいと思います。