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Cantilever Signal Bridgeを設計する(5)

UP風のCantilever Signal Bridgeをどう組み立て行くか、の構成を示します。基本はAT&SF風のものと大きくは変わりません。また、いつものように、この順番で組み立ててゆくということを意図しているわけではありません。

まずは台座の組立。

次に、Towerを構成する平行する2面の部品を差し込みます。

先ほど取り付けた部品と直交する2面の部品を取り付けます。

台座の構造を表現する部品を取り付けます。アンカーボルトを埋め込む穴の開いた部品は、台座のスリットに長手方向から滑り込ませ、その後、短手方向に細長い部品を取り付けます。

Cantilever を補強する部品を取り付けます。

上面のトラス構造を取り付けます。

ガセットを貼ります。

最後に梯子を取り付けます。

最終的な完成形は次の通りとなります。この上に取り付けられる歩み板や手すりについては、今回もdda40xさんにお任せしました。

実際に博物館レイアウトに置かれている様子を見ましたが、AT&SF風のものと併せて、まずまずの出来上がりではなかったかと、私自身は思っています。

Cantilever Signal Bridgeを設計する(4)

さて、AT&SF風のCantilever Signal Bridgeの設計が終わった後、dda40xさんからご相談があり、UP風のCantilever Signal Bridgeも作ろうということになりました。

プロタイプはこちらに紹介されているものです。

Highball Henefer

この型のものを、ストリートビューで見つからないかと探してみましたが、私の調べた範囲では、過去にさかのぼっても、このタイプのsignal bridgeを見つけることはできませんでした。おそらくは早くに新しい型のsignal bridgeに置き換えられてしまったのでしょう。

製品では、Traincat Model Salesというところが、エッチング板のキットを出しているようです。こちらも参考にしながら、全体の構成を次のようにしました。

前回の経験もありましたし、構成が単純ですので、設計は割とすんなりと進めることができました。また、台座の構造、構成については、前回の設計を踏襲しました。

レーザーカット用に起こした部品図は以下のようになります。

ガセットプレートは次のようにしました。

これまで同様、これらの部品をどのように組み合わせてゆくかを次回紹介したいと思います。