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WP668の移設の一部始終

だいぶん前の話となりますが、Western Pacificで使われていたカブースを知人のJohn Plocher氏ご夫妻が引き取り、自宅の庭に据え付け、現在は奥様のKaty Dickinson氏がご自身のお仕事のオフィスに使っている、ということを書きました。この、購入から現在に至るまでの一部始終が、先日開催されたWestern Pacific Historical Society2017年の年次総会で奥様によって発表されました。

スライドの転載の了解を頂きましたので、下記に掲載します。著作権はKaty Dickinson氏に属します。

総費用は$75,000(簡単に1ドル100円とすると、750万円)ということで、同じ面積のオフィスを建てるよりは、安く上がったとのことですが、それにしてもスケールの大きな話です。

story-of-wp-caboose-668-4-may-2017

注:スライドの画面の中にマウスを持ってゆくと、下にメニューバーが出てきますので、下向きの矢印をクリックするとページをめくることが出来ます。

良いお年をお迎えください

はやいもので、2014年もまもなく終わろうとしています。

今年もなにかと忙しく、あまり趣味に時間を費やすことはできませんでした。このBlogもほとんど更新ができませんでした。来年も仕事の状況は変わらないか、むしろ悪化するとは思うのですが、それを言い訳にしてしまうと、永遠に何もできずに時間だけ無駄に過ごすことになってしまうので、心を入れ替えてもう少し手を動かす時間を捻出してゆきたいと思っています。

皆様にとりまして、2015年が希望に満ちた年であることをお祈りしてます。

 

しばらくBlogの公開を停止します。

諸般の事情により、しばらくの間、本Blogの公開を停止します(旧Blogも同様です)。

過去のコンテンツに関して、なにかご質問等ございましたら、本記事のコメントを通じてコンタクトをお願いします。折り返しメールにてお返事差し上げます。

突然の事で申し訳ありませんが、ご理解頂ければ幸いです。

Illinois Railway Museumを訪問 (13)

客車を見たあとは、更にインターアーバンとか、トロリーバスとか、いろいろな建物を見たのですが、私の興味とは距離があるのと、さすがに歩き疲れたのとで、写真を撮っていません。ガイド付きツアーが一通り終わり、集合場所に戻ってきた時に、各種の信号機が建てられているのに気付きました。

こんなものまで保存しているのか、と写真を撮ってみました。説明文も添えられていたのですが、こちらもちゃんと写真に撮っておくべきだったかと少々反省しています。

一応おことわり – カテゴリ整理しました

本日、ずっと前から直そうと思っていたカテゴリの整理を行いました。まだ、数日間修正を行うかもしれませんが、ご容赦ください。

それにしても、昔の記事を改めて見返してみると、消してしまいたい衝動にかられるものが多いですね。意味のある情報を発信することの難しさを改めて感じました。

By Laws and Constitution (3)

少し間が空きましたが、By Laws & Constitutionの続きです。今回は、クラブの目的を中心にご紹介します。

第1条: 名称では、組織の名前(Silicon Valley Lines)が定義されているとともに、「カリフォルニア州の法律に基づいた、非営利団体である」、ということが明記されています。

第2条: 目的には、具体的なクラブの活動の目的が、7項に分けて記載されています。ざっくり意訳すると、次のようになります。

A. 啓発を目的としたレイアウトの建設、図書ライブラリの整備、そして(実物の)鉄道に関するものの修復、を通じ、アメリカの鉄道の伝統を保存すること。

B. 模型鉄道を趣味とする人、実物の鉄道のファン、鉄道の歴史研究家が集い、知識やアイディアやスキルを情報交換するための場所を提供すること。

C. 会員や一般の人々の間で、個々人の成長やスキルの向上を図るとともに、その手助けを行うこと。

D. NMRAとその下部組織、趣味の業界、同様の興味を持っている鉄道に関する組織と協力しあうこと。

E. (一般の人々に対する)サービスの機会、ワークショップ、(NMRAなどの)大会、公共メディアを通じた定期的なコミュニケーションを通じ、この趣味界を活性化し、良くしてゆくための、啓発の機会を提供すること。

F. この組織は、メンバーの金銭上の利益を目的とするものではない。

G. この組織の活動は、特定の主義主張を振りかざしたり、政治的な活動から成ってはならない。

日本的な感覚からすると、D.やE.のあたりが目新しく思われるかもしれません。これは、NMRAに相当する組織が存在していない、というのが大きいのでしょうか。

これ以外の条文は、当然のことが書かれているように思われるかもしれませんが、ここまでこまごまと書かれているというのはアメリカならではと思います。例えば、F.とかG.など、趣味で集まる組織なので、こんなことわざわざ書かなくても、と思うのですが、こういうことまで、抜かりなく書くのがアメリカなのでしょう。裏返すと、そういう良からぬことを画策する輩がいないとも限らない、ともいえるのですが。

このように、活動の目的が詳細に言葉になっているというのは、By Laws & Constitution (1)に、ワークスKさんから頂いた、アメリカ社会の特質は……というコメントの中の、
> また意志を伝える手段は、あうんの呼吸は不可能で、必ず言葉、さらには文字を使う……ということだった思います。
という一文を反映している一例と考えてよいかと思います。