月別アーカイブ: 2009年7月

CALTRAIN CEMOF Grand Opening Ceremony (5)

カルトレインのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)のオープニングセレモニーの様子のご紹介の最終回です。思ったよりいろいろな写真があり、5回にもなってしまいました。最後にご紹介するのは、工場の中に置かれていた作業用車です。なお、写真の著作権は、撮影者のEric Eggel氏に属します。転載はご遠慮ください。

これは前面からとった写真。小さな車輪と、大きなキャブとの対比がなんともユーモラスですね。

前面の連結部の拡大写真です。小さな車輪と、大きな連結器のアンバランスが目立ちます。

横からとった写真2枚です。

カルトレインで使っている作業用車は、Shuttlewagon社のものです。ご興味のある方は、ホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。

YouTubeに、ビデオを、4本見つけましたので、ご紹介します。

まずは単体で動いているもの。[追記: 残念ながらこのビデオは削除されました。]

ホッパーを引いているビデオです。これはShuttlewagon社の宣伝ビデオのようです。

下の2本のビデオは、上の2本のビデオとは別の作者のようですが、引いているものが同じですので、おそらく同じ場面で撮影したものと思われいます。

これは、タイヤで自走し、レールでの走行に切り替えるところ。

これは、上の続きで、自走しているところ。

 

CALTRAIN CEMOF Grand Opening Ceremony (4)

引き続き、カルトレインのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)のオープニングセレモニーの様子の紹介です。今回は整備工場の外の写真です。なお、写真の著作権は、撮影者のEric Eggel氏に属します。転載はご遠慮ください。

これは留置線に入った列車です。

ここから数枚は、屋外の検査ピットに入った列車の写真です。機関車の上半分の高さにあるのは、給油機器に思えるのですが、こんな高いところから給油するのでしょうか。

ここから先は、ややとりとめがないのですが、こんなものが置かれているという参考まで。

それにしても、どの写真もカリフォルニアの抜けるような空の青さが印象的です。

CALTRAIN CEMOF Grand Opening Ceremony (3)

引き続き、カルトレインのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)のオープニングセレモニーの様子のご紹介です。今回は整備工場の中に入ります。なお、写真の著作権は、撮影者のEric Eggel氏に属します。転載はご遠慮ください。

まずは、整備工場の中に入ったところ。工場の広さは58800平方フィート(=5463平方メートル)とあります。

少し奥を覗く角度です。右手に客車、左手にMP36が見えます。

奥に入ってMP36です。925号機となっています。

完全には見えませんが、機関車に名前がついているのがおわかりいただけるでしょうか。英語版Wikipediaには、CALTRAINの機関車の名前がまとめられています。ほかの機関車の名前がCALTRAINの駅の名なのに対して、この925号機だけ人名となっています。

これは、下院議員のJackie Speier女史が、カリフォルニア州の上院議員だったときに、このCEMOFの建設も含め、カルトレインの改良の予算を獲得したということに対しての感謝の気持ちをこめて、彼女の名前をつけたようです。このセレモニーにこの番号の機関車を用意するあたりは心憎い配慮ですね。

続いて客車。

列車を下から検査するためのピットです。長さは、800フィート(=243.8 m)だそうです。

これは天井にあるクレーン。クーラーやエンジンの移動などに使うとのことです。

CEMOFのページによれば、車輪を交換するための設備があるとあります。おそらく、下の写真の黄色いものだと思いますが、ちょっと自信はありません。車輪を交換する間、垂直に立っているものが、車体を両側から支えているのでしょうか。

これは、交換する/交換した車輪を運ぶためのテーブルと思われます。

CEMOFのページには、自前で車輪を研削する設備を持っているとありますので、これがその機械だと思います。

ところで、カルトレインの説明文の中では、”Wheel Truing”という単語が使われていました。Truingではなく、Turningかなにかの間違いかと思ったのですが、明らかに動詞としてのTrueといいう言葉を使っています。この用法を調べると、自転車の車輪のスポークの張りを調整して振れをとる、という意味で使うことが多いようです。鉄道の車輪でもこの言葉を使うのだろうか、というのが疑問ではあります。

CALTRAIN CEMOF Grand Opening Ceremony (2)

前回の記事で書いたように、CALTRAINのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)のオープニングセレモニーの様子をご紹介します。今回は建物の様子と、開所式の様子です。なお、写真の著作権は、撮影者のEric Eggel氏に属します。転載はご遠慮ください。

これは、建物の全景です。前回の記事に掲載したGoogle Mapsを見ていただければわかるとおり、北西から南東の向きに細長い建物で、これは南東から見たところです。

もう少し右によると、車両の洗浄施設を見ることができます。

これは、開所式のセレモニーが行われた場所です。

これまでの建設の様子を撮影した写真です。

セレモニーの後、整備工場のシャッターが開いたようなのですが、そこには”Home Sweet Home”と掲げられています。よく使われる表現で、「素敵な我が家」というような意味です(歌もあるようです)。日本だともっと形式ばった表現を使うでしょうか。こういうくだけた表現を公式のセレモニーで堂々と使うところがアメリカ(英語)らしいと思います。

CALTRAIN CEMOF Grand Opening Ceremony (1)

前回のクラブのイベントという記事では、クラブの有志が連れ立ってUPのRoseville工場を見学したときのことを紹介しました。枕詞として置いた書き出しに反応があったのが予想外で、やや面食らっているのですが、この件は重たいテーマなので、後日また触れることとします。

今回は、もう一つ、クラブの有志が集まって参加したイベントをご紹介します。2007年9月に行われた、サンフランシスコとサンノゼ-ギルロイをつなぐカルトレインCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)の開所式です。これは誰でも参加できる形になっていたので、何人かで一緒に行ったと聞きました。

このCEMOFは、列車の運行と車両の検査から保守までとを行うための、カルトレインの中枢の施設として計画され、1.4億ドル($1.00=115として、161億円)が投じられ、2004年の10月から2007年の9月までの約3年を費やして建設されました。

場所は、旧サザンパシフィックのメンテナンスのヤードの跡地で、面積は20エーカーと(約8万平方メートル)とありますので、野球場2個分くらいでしょうか。敷地内には、カルトレイン全体の列車の運行を指示する施設、メンテナンスの施設、水処理の施設、給油施設、列車の留置線が用意されているほか、職員が安全に通行できるトンネルも用意されているとあります。ここでは、100名くらいの機械部門のメンバーが働き、120人くらいの乗務員がここを拠点としているとのことです。

Google Mapsでは、下の地図の中心となります。クリックすると、Google Mapsが開きます。少しパンしてもらえればわかりますが、北西にはサンノゼ空港、南東にはカルトレインのサンノゼ駅があります。西側は、住宅地となっていますので、この建設に当たっては、周りへの影響を最小限にするように、というカルトレイン側とサンノゼの市との間の協定が上記のページには掲載されていますので、かなり気をつかって建設が進められたものと思います。


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[2012/9/27追記: Google Mapsの鳥瞰図を追加しました。]

大きな地図で見る

次回から、何回かに分けて開所式の写真をご紹介します。

クラブのイベント

ワークスKさんの掲示板で、アレクシス・ド・トクヴィルの主張した、アメリカ人の行動原則に触れたことがあります。このときは、私がたまに読むBlogで論じていたトクヴィルの主張を次のように抜粋して紹介しました。

トクヴィルの考えは、
トクヴィルがアメリカを旅行して印象づけられたのは、それが徹底して対等な個人の社会だということだった
ので、
(アメリカでは)人々は抽象的個人として生きている。(略)人々は孤立した生活に不安を抱いており、教会や結社(今でいうNPO)に集まろうとする
ということでした。

アメリカで暮らす前は、このうちの前半部ばかりが強調されて伝わっていた記憶があり、実際には、これはこれで正しいと感じたのですが、今振り返ってみると、後者の側面を実感する場面が多々あったように思います。

そもそも、Model Railroadingのクラブがたくさんできて活発に活動しているということがその証拠ともいえます。そして、何かあると、皆が集まって楽しむ、という団体行動も少なからずある、というのは、新しい発見でした。却って最近の日本の方がそのような機会が減っているのではないでしょうか。

そんなクラブのイベントの1つをご紹介します。2001年の7月と、ずいぶん前のことになりますが、クラブのメンバーの数人がUPのRosevilleの整備工場の見学に行ったことがありました。私がクラブに所属していたずっと前の話なので、経緯はよくわかりませんが、特別な公開日のような機会があり、有志が集まって行ったのでしょうか。工場中の写真という点でも参考になるかと思いますので、紹介します。
(注:元のページはこのページの一番下です。写真の著作権はSilicon Valley Linesにありますので、転載はご遠慮ください。 — All the photos in this page are copyrighted by Silicon Valley Lines)。

まずは、SD90 8511号機(現在は8921に改番)の写真を何枚か。

これは、横から撮影した写真をパノラマ合成したものです。工場の中で、撮影可能な距離の制約もあって1ショットで撮ることができなかったのだと思いますが、はやり長さのある機関車なのでしょう。

これは後方から撮影した写真。

続いて、キャブの拡大図。Under Warrantyとありますので、この当時は、まだ保証期間ということですね。ちなみに、UPに納入されたのは1998年5月のようですので、この時点では納入後3年くらいです。

これは工場の様子です。左手に、SW1500/1222号機が見えます。よく見ると、SP塗装で、車番のところだけ黄色の地に赤の字のUP塗装になっています。あまり良い状態には見えないのですが、これは今も現役で、UPの子会社(?)のUP Yardに移管されているようです。

これは、解体中の(旧)SPの機関車です。フロントがつぶれていますので、事故にあったのでしょうか。少しかわいそうな感じがしますね。

最後に紹介するのが、工場内に掲げられていたEMDの機関車の部品の対応表です。これだけの種類があると見るべきか、これだけの種類をよく整理していると見るべきか。

参考までに、ご存知の方が多いと思いますが、UPの車籍簿(Roster)の変遷は、ここに詳しくまとめられています。上記で引用したデータについては、このページを参考にしました。

[2009/7/20追記: 上記の部品表の写真を、ワークスKさんが加工されたものがありますので、ご紹介します。]

カリフォルニア州鉄道博物館のAT&SF F-7

F’TrackさんのBlogの黄色い車掌車という記事の中に、「カリフォルニア州鉄道博物館に、ウォーボンネットのF7を見に行ったのだけれど、残念ながら叶わなかった」というくだりがあります。

これを読んで、つい先日、昔の写真を整理していた時に、それらしい写真があったような気がしたのを思い出しました。早速整理した写真を引っ張り出し、見つけたのが、今日ご紹介する写真です。これは、ずいぶん昔、1995年の2月に、家族でカリフォルニア州鉄道博物館に行った時に記念写真として撮ったものです。こんなスナップ写真程度のものを載せるのもどうかと思うのですが、F’Trackさんの記事のタイミングと、私が写真を整理したのタイミングとが近かったというのも何かのめぐり合わせかと思い、紹介させていただきます。

時折このBlogに書いている通り、ディーゼルは私の不得意科目なのですが、この写真を撮った当時は、不得意を通り越して「ほとんど何も知らない」状態でした。ですので、これがF-7だ、ということなどわからず、不謹慎ながら、旅行の記念に手ごろな被写体、ということで写したものだったように思います。なにしろ、先日写真を整理するまで、この写真を撮ったことなど、完全に忘れていたくらいですから。

都合の良いように解釈すると、そんな私が被写体に選んだくらい、存在感のある機関車だった、ということなのでしょう。この写真で見ても、塗装の光沢など、状態はよく、大事に保存されていたのだろう、ということが伺えます。

もっとたくさん写真を撮っておけばよかったと思うのですが、今となっては後の祭りです。