カルトレインのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)のオープニングセレモニーの様子のご紹介の最終回です。思ったよりいろいろな写真があり、5回にもなってしまいました。最後にご紹介するのは、工場の中に置かれていた作業用車です。なお、写真の著作権は、撮影者のEric Eggel氏に属します。転載はご遠慮ください。
これは前面からとった写真。小さな車輪と、大きなキャブとの対比がなんともユーモラスですね。
前面の連結部の拡大写真です。小さな車輪と、大きな連結器のアンバランスが目立ちます。
カルトレインで使っている作業用車は、Shuttlewagon社のものです。ご興味のある方は、ホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。
YouTubeに、ビデオを、4本見つけましたので、ご紹介します。
まずは単体で動いているもの。[追記: 残念ながらこのビデオは削除されました。]
ホッパーを引いているビデオです。これはShuttlewagon社の宣伝ビデオのようです。
下の2本のビデオは、上の2本のビデオとは別の作者のようですが、引いているものが同じですので、おそらく同じ場面で撮影したものと思われいます。
これは、タイヤで自走し、レールでの走行に切り替えるところ。
これは、上の続きで、自走しているところ。
こんばんは。
なんとも、チャーミングな車両ですね。
でも、HOではこのサイズはちょっときついですね。
以前にLGBのフラットカーにラジコンのフォークリフトで、荷物の積み下ろしをして楽しんだことがありましたが、LGBサイズなら、面白いものが出来そうです。
ラジコンで、自走してきて、自分でレールに乗っちゃうなんて、考えただけでも楽しくなります。
なにしろ、本物が模型っぽい・・・
お楽しみいただいたようでなによりです。
gallopinggooseさん:
この車両、妙な存在感があり、Youtubeを探して載せてみました。お楽しみいただいたようでなによりです。
ラジコンで自走、というのは、おもしろそうですね。ただ、車輪の位置を線路に正確に合わせるには工夫が必要そうです。。。
日本ではアント工業の軌陸車といって
多分、ご存じの方が多いとは存じますが、日本の鉄道車両工場でも同じものが使っています。どこでも「アント(蟻!)」と呼び慣わしているようで、その名は製造販売しているアント工業という会社に拠ります。
http://homepage3.nifty.com/clubant/
ゴムタイヤの車輪はハンドリングが可能で、平地を自由に走行できます。で、レールのところにくると鉄車輪を降ろします。それでレールを走れるのですけれど、この踏面にウレタンゴムが貼ってあって、もの凄く摩擦係数が高くなっています。よって馬力が小さく軽いアントでも100トンの車両を引っ張ることが出来ます。ただし、速度は極めて遅いです。
アメリカでは3社が製造していて、一番大きなメーカーはTrackMobile社です。
http://www.trackmobile.com/
HOでは以前、OMI、今はダイキャスト製があります。例えば、次のYahooオークション……。確かDCC仕様もあったはずです。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g71969299
すいません、追加です
書き忘れましたが、アントの中には、相手車両の連結器を持ち上げて、自分の軸重を増やす機構を備えたものがあります。すなわち、牽引力を大幅にアップできます。トラックモービルにも同じ仕組みの形式があったと思います。たぶん、この普及によりアメリカではポーリングpolingが廃れました。中古市場が充実していますから、アマチュアでも……
アントと呼ぶとは知りませんでした
ワークスKさん:
よく見かけるのですが、何と呼ぶのかは気にも留めていませんでした。いつも情報ありがとうございます。
>相手車両の連結器を持ち上げて、自分の軸重を増やす機構
は、ご紹介いただいたサイトにあるようですね。
http://homepage3.nifty.com/clubant/ant2/jac/index.html