クラブの紹介 – Silicon Valley Lines (その4-運転会)

さて、毎月の最終金曜日は、運転会となっています。前にも書いたとおり、レイアウト全体としては未完成なのですが、メインラインと、ヤードの大部分は線路の敷設は終わっていますので、すでに相当に高度な運転を楽しむことができます。

逆に、運転会にあわせ、皆がレイアウトの建設を進めるので(たとえば、レールの増設や、自動ポイント切り替え器の追加、ポイント切り替えパネルの配線、など)、結果としてレイアウト建設を促進するという効果もあります。

一回の運転会では、20くらいの数の列車を裁きます。列車の編成は、担当のメンバーがパソコンのプログラムで生成し、その出力を印刷したものが、運行指示として手渡されます。この運行指示には、どこからどこへ行くか、途中どこで入れ替え作業を行うか、などが詳細に書き込まれています。

旅客列車など、始点から終点まで単純に動かすだけの場合もありますが、複雑な貨物列車では、途中の側線で何回も入れ替え作業を行なわなければなりません。総走行距離も150メートル以上となるものもありますので、入れ替え作業や単線部分での待ち合わせなどを含めると運行に30分くらいかかる場合も多々あります。

こういう状況ですから、一人で勝手に動かすということはありえず、メンバーの一人がDispatcherと呼ばれる役にまわり、列車の位置を把握し、指示を出す係りとなります。運転するメンバーはDispatcherと無線で交信しながら、自分がどこにいるか、自分がどこまで進んでいってよいか、などを確認して運転を進めなければなりません。

タイミングによっては、複数の列車からDispatcherにいっせいに交信が入りますので、適切なタイミングに、簡潔にかつ確実にコミュニケーションすることが求められます。ここのコミュニケーションがうまく行かないと、他の列車を運行している他のメンバーに多大の迷惑をかけることになりますので、かなりの緊張を強いられます。

で、ここで困ったのが「英語」です。何しろ、普段使っているのとは異なる英語が早口で飛び交いますので、最初は何が何だかよくわかりませんでした。まあ、しばらく聞いていると、一種の定型化されたパターンに従っているということがわかり、誰にどんな指示が行っているか、というのは問題なくわかるようになりました。それでも、無線の音の品質の関係などでわからないこともあります。その場合は恥ずかしがらず確認をするようにしています。

一方で、喋るほうは今一歩です。まぁ、自分の場所とか、自分がどうしたいかとか、私なりの(平易な)英語で伝えていて、問題なく通じてはいるようです。そういう意味ではそんなに困ることはありませんが、皆が使っているような「かっこいい」英語での交信ができないので、もどかしく感じています。もっとも、使い慣れない英語を使って誤解を招くほうが大きな問題になりますので、割り切ってあきらめていますが。

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