前の記事にも書きましたが、我が家のアメリカ旅行はすべて車で移動することを基本としています。今回はレンタカーを予約する際に車種の選択で「Hybrid」とリクエストを出しておきました。カウンターで「Priusを用意したから」と言われ安心して車のピックアップに向かったのですが、トランクを開けるとスペースが小さすぎます。車をよく見ると確かに「Prius」とあります。しばらく狐につままれた気分でもう一度よく見ると、「Prius C」と書かれているのを発見。ようやくここにきて状況を把握。これは、日本でプリウスとして売られている車ではなく、アクアとして売られている車だ、ということです。これでは家族分のスーツケースが入らないので、カウンターに戻って、Prius CではなくPirusはないのか、と交渉したのですが、すべて出払っているということ。仕方なくSUVかワゴンにしてくれと要求したら、あいにく選択肢が残っていないということで、キャデラックのSUVが割り当てられました。
私には分不相応なので、こんな車に乗っていいのかと思いつつドライブを始めたのですが、結局3100キロくらいをこの車で走り、それだけの長距離を移動するには非常に快適であり、結果的には正解だったと思います。ただ、給油する際にものすごい勢いでガソリンを飲み込んでゆくので、はらはらとはしましたが。
今回、サンフランシスコ/シリコンバレー近辺を走っていて驚いたのは、電気自動車が多数走っていたことです。私の生活圏では一週間に1回みるかどうかという日産のLEAFをいたるところで見ました。また、見慣れない高級セダンをぽつぽつと見るなぁと思ったら、TESRAのモデルSでした。現地の知人に、「電気自動車をよく見るのだけれど、充電設備などのインフラは整っているのか」と聞いたところ、「まだまだだけれど、決まった距離を通勤する分には問題ない範囲で使っているのだと思う。それに、一人しか乗っていなくてもカープールレーンを走ってもよいので、そういうメリットを考えて購入している人も多い」という意見でした。
電気自動車の普及も思っているより早く来るのかも、というようなことを感じました。