レイアウトツアーで最初に向かったのは、Bob Brownさんのお宅です。On3(+On30)のレイアウトということで、ナローに関する知識が皆無の私は大きな期待をしていなかったのですが、28フィート(8.5m)四方の広さに繰り広げられる世界は見事なものでした。
それもそのはずで、Bob Brownさんにご挨拶し、お互いに自己紹介してわかったのは、氏はNarrow Gauge & Shortline Gazetteの編集長だということです。このレイアウトのストラクチャーやシーナリーなどは、当然、この雑誌のねたとして準備されたものが多いのでしょう。
まずは、レイアウトの全体の様子。左奥に移っているのがBob Brownさんで、その奥は工作スペースとなっています。タイトル画像は、工作スペースの壁に掲げられていたプレートを撮影したものです。
別の角度からレイアウトを見てみます。
次の2枚は、機関庫の写真です。
レイアウトにかけられた橋の写真。
次に製材所の写真。
上の製材所の隣にある、建物の残骸です。札のようなものがあるのにお気づきでしょうか。これには「1989年の地震の震源地」と書かれています。おそらくは「ロマ・プリータ地震」と呼ばれる地震と思われます。レイアウトツアーの説明の中には、「1989年の地震の爪あとも残したままにしている」と書かれていますので、何らかの被害にあったストラクチャーをこういった形で転用したのでしょうか。いかにもアメリカ人らしいユーモアだと感じました。
Tuolumne Forks Lumber Co.
日本でもナローゲージャーにはBob Brownさんとそのレイアウトは有名ですね。
ガゼット誌を購読しなくなって5年ほどになりますので、On30の部分とかは初めて目にしました。
倒壊ガレージは1989年の地震(1:1!)で壊れたものを配置したようですよ。
2004年のNNGCのレイアウトツアーの写真です。同氏のFn3の庭園鉄道につづき、10ページほどあります。当時と変わっていますか?
http://www.polyweb.com/dans_rr/NarrowGauge2004/page0024.html
このときから完成度は高かったのですね
RAILTRUCKさん:
いつも情報ありがとうございます。
教えていただいたサイトを覗いてみました。細かいところの記憶が定かではないのでなんともいえないのですが、大がかりなストラクチャーは同じように思います。この時点ですでに完成度の高いレイアウトだったのですね。
それから、訪問したのが夜だったので、屋外のレイアウトは見ることができませんでした、というより、その存在に気づきませんでした。残念。
重複しますが・・・
こちらにも写真があります。
http://www.modvid.com.au/html/body_bob___irene_brown.html
11段目右のロコはMR誌1968年10月号の表紙を飾ったBill Coffeyさん作で、プロトタイプはStd.ゲージのElk River Mill &Lumber Co.#1です。
それから、同レイアウトには一部スタンダードゲージも敷かれていたと思いますが、32mmゲージではなくファインのはずです。
Bob Brownさんは、私にとってアイドル=憧れの人です。前にNMRAのコンベンションでガゼット誌のブースにいたときに話しかけて、Bobさんの
サイン入りガゼットをいただきました。彼の名前を知ったのは、今から37年前、TMSの1972年5月号のミキストにBobさんの作品の写真が掲載されたときです。確か、NMRAコンベンションのコンテストで最優秀賞を取った作品です。
コメントありがとうございます
本文にも書いたとおり、私の興味はメインランが主体なので、このレイアウトを訪問する前は、あまり期待してなかったのですが、このレイアウトの雰囲気はすばらしいものでした。
写真がいまいちなので、その雰囲気がうまく伝わっていない点は申し訳なく思っています。
このレイアウトはいろいろな機会で公開されていると思うので、機会があれば、訪問してみてはいかがでしょうか。私もチャンスがあれば、もう一度行きたいと考えています。