Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (6)


Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックスのクリニックの第6回です。今回は、3次元プリンタで印刷したワックスのパターンの例と、実際に鋳造したものの例となります。



これは、バージニアン鉄道電気機関車であるE-3(LE-3?)の駆動輪と動輪とです。



これは、チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道のパシフィック(4-6-2)のF-17の動輪です。



これは、ニューヨークセントラル鉄道のJ-3aの動輪とありますが、ソリッドモデリングの例のところで書いたとおり、J-3aがスポーク動輪を装備していた例があるかどうかは不明です。



これは、ペンシルバニア鉄道のパシフィックK-4(4-6-2)に使われた80インチのスポーク動輪です。



再び、NYCのハドソン用のスポーク動輪です。先ほどのパターンを鋳造した結果です。大量生産する場合、この鋳造品をきれいに仕上げて、マスターパタンにすることとなります。何度も書きますが、J-3aがスポーク動輪を装備していた例があるかどうかは不明です。



これも、ペンシルバニア鉄道のパシフィックK-4(4-6-2)に使われた80インチのスポーク動輪です。上のスポーク動輪の補修用に使われたものとのことで、補強用のリブがついています。



最後は、これもペンシルバニア鉄道のI-1sa(2-10-0)の煙突です。この技法は、煙突やドームの裾の正確な再現にはもってこいだと思います。

余談ですが、タイトルがPennzyとなっています。ペンシルバニア鉄道は略して「ペンシー(Pennsy)」だと思っていたのですが、在米中、何人もの人が「ペンズィー」と濁って発音していましたので、こういう言い方もあるのか、と思った記憶があります。

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (6)」への2件のフィードバック

  1. dda40x

    確かによく聞きますね
     熱烈なファンはたいていPennzyと濁らせて発音しますね。地元の言い方のように思います。
     潤滑油の会社にPennzoilというのがあって、それも同じ系統の音だと思います。

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  2. northerns484

    最初はとまどいました
    最初Pennzyと聞いた時は、戸惑いましたが、ちょうどペンシルバニアの機関車の模型を目の前にしていて話をしていた時だったので、何とかフォローできました。
    この他、ディーゼルをほとんど知らない私は、皆が「GP-xx」を「Jeep(ジープ)-xx」と発音するのを聞いて、目から鱗が落ちる思いだったのを覚えています。

    返信

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