この記事は、Mark Schuzter氏のRestoring Southern Pacific MT-4の1ページめのRestoring a Southern Pacific Mountain MT-4を訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。
なお、元記事は2004年4月19日に作成されました。
このページは、古いブラスのサザン・パシフィックのマウンテン型機関車のレストアの進み具合をたどるものである。
プロジェクトに使う機関車
プロジェクトで使うことにしたブラスモデルは、古いHOスケールのバルボ(Balboa)/カツミの、スカイラインケーシングつきのMT-4である。このバージョンの模型は、アリゲータークロスヘッドと、ディスク輪心の主動輪を備えている。サザン・パシフィックのMT-4は、最初アリゲータクロスヘッドを装備していたが、後年、マルチ・ベアリングのクロスヘッドに換装されたものが多い。MT-4はもともとスポークの主動輪で落成したのであるが、ひび割れの問題によって、ディスク動輪に交換することとなった。
1940年代の終わりごろ、51番列車と52番列車であるサン・ホアキン・デイライト(San Joaquin Daylight)号に利用するために、5台のSPのマウンテンが、デイライトのペイントスキームに塗られた。これは、模型ではかなり稀な、とても魅力的なペイントスキームであると思う。デイライト塗りのGS-4は、ありふれているのだが、私は、デイライト塗りのマウンテンが商品として提供されたものを見たことがない。このような理由と、C-160-1テンダーをデイライト色に塗ることに挑戦するため、この模型を、5台あったデイライト塗りのマウンテンのうちの1台に仕上げることを計画した。
4353号機は、1946年から1951年まで、デイライト色のペイントスキームで塗られており、またアリゲータークロスヘッドを備えていた。これらの情報を元に、私は自分の模型を4353号機に塗ることとした。
以下は、4353号機がデイライト塗りされた状態の実物の写真である。
補足
・デイライトと言えば、GSシリーズ(4-8-4)が牽引したコースト・デイライトが有名です。これは、太平洋の海岸線に沿った路線でサンフランシスコ・ロサンゼルス間を結んでいたのに対し、カリフォルニアの内陸部の、サンホアキンバレー、有名なテハチャピのループを経由し、オークランド・ロサンゼルス間を結んでいたのがサン・ホアキン・デイライトです。
・上記に、デイライト塗りの模型が提供されたことがない、とありますが、今年(2009年)の初めに、Glacier Park Modelsがデイライト塗りを含めた各種のSPのマウンテンを出しました。さすが人気機種なので、あっという間に売り切れたようです。
この機関車はなかなか手に入らないですよね・・・
こんばんは。
MT-4のスカイラインケーシングはeBayでも、値段が高くなってしまって、なかなか手に入らない機関車ですよね。私もGS4よりもスタイル気に入っているのですが・・・
これは楽しみです。
ところで、AkaneのDM&IRのイエローストーン26インチのカーブを通過するので驚いたのと、嬉しくなりました。そういえば天賞堂のこの頃のBigboyは24インチのカーブを通ったという話を聞いた事があります。
イエローストーンの時は是非先輪とデカールの入手方法についても書いてくださると嬉しいです。
遅くなりました
gallopinggooseさん:
いつもコメント頂き、ありがとうございます。お返事が遅くなってすいません。
この機関車、入手困難になりつつあるとは知りませんでした。ちなみに、Mark Schutzer氏も、SPで一番好きな軸配置だと言っていました。
Mark Schutzer氏の連接機の作例は、Akaneのキャブフォワードになります。このキャブフォワードも24インチをクリアしたとあります。DM&IRのYellow Stoneは別のOwnerなので、別途聞いて見ます。少々お待ちください。
お手数をおかけします。
こんばんは。
お手数をおかけしますが、よろしくおねがいいたします。
かって申してすみません。