Chicago Museum of Science and Industry訪問 (2)

Chicago Museum of Science and Industryに保存されているPioneer Zephyrでは、20分くらいの列車内のツアーが用意されています。その中の写真を何枚か。

こちらは、列車内に入った直後の場所です。写真の左に写っているのがこのツアーのガイドをされた方なのですが、Pioneer Zephyrが建造された1934年の出来事-例えば大リーグの優勝チーム名-を、これでもか、これでもかと暗誦されていたのが印象的でした。

さて、右に写っているのは、Zephという名前のロバ(burro)です。このZeph君、Rocky Mountain Newsというコロラドの新聞社から寄贈され、前回ご紹介した1934年5月26日にデンバードからシカゴまで、ノンストップで走行した時の正式な乗客だった、とWikipediaのPioneer Zephyrの説明にあります。更にこの説明のなかには、このロバは別名”Rocky Mountain Canary”と呼ばれており、それを聞いたCB&Qの担当者が、カナリアと思って鳥かごを用意していたので、慌ててロバのスペースを用意して、干し草を積み込んだ、という逸話が書かれています。

客室、小さな売店のついた喫煙車を通り抜けると、最後尾のラウンジカーがあります。ここには、写真のような人形が3体置かれており、口、頭、腕を動かしながら、説明のアナウンスが流れ、スクリーンとなっている窓に、田園風景やら、シカゴでの花火が映る、という凝った趣向になっています。

名前を失念してしまいましたが、ここにある人形は、Zephyの関係者と、その家族という設定でした。当然、当時の上流階級に属する人たちです。ということで、説明のアナウンスの最初が「おや、このラウンジカーには相応しくない人たちが来ているようだね」と始まるのが笑わせてくれました。

これは、郵便車の中です。

次の2枚は、先頭の運転席です。思ったより窮屈そうだったのが、意外でした。

 

 

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