Chicago Museum of Science and Industry訪問 (3)

Chicago Museum of Science and Industryを代表する展示物の一つが、NYCの4-4-0である999号です。その紹介はワークスKさんのBlogに記載されていますので、そちらをご覧になってください。ポイントとしては、999号機は、1893年に作られた当時最先端の4-4-0で、高速性能を追求するために86インチ(=2184mm)の大動輪を装備し、当時の速度最高記録である112.5mph(181km/h)を記録したとされています。

米国でこの86インチという径の動輪を採用した機関車は他には存在しません。この次に大きな動輪というのは、84インチ(=2134mm)となりますが、それは1935年のMilwaukee RoadのクラスA(4-4-2)、1937年のSanta Feの3460クラス(4-6-4)、1937-8年のChicago & North WesternのE-4クラス(4-6-4)、1938年のMilwaukee RoadのF-7クラス(4-6-4)まで待たねばなりません。999号機が作られてから40年以上後ですので、999号機が如何に思い切った径を採用したか、と言えると思います。

さて、正直に告白すると、この999号機、それほど期待していたわけではありません。その理由は2つあり、まず私の興味は1940年代を中心とした近代のSteamであること、もう一つが、ワークスKさんのBlogにも書いてある通り、保存されている999号機は86インチの動輪を小径のものに換装しているということです。

しかしながら、実物に対面してみると、まずその大きさ、特に高さに驚きました。4-4-0ということで、無意識に小型の機関車を想像していたのですが、よく考えてみれば、当時、メインラインを看板列車を牽引した最大級の機関車だったはずです。そして、レタリングや装飾が美しく施されたこの機関車は、なんともいえない「風格」とでも呼ぶべきものを備えていることが伝わってきました。気がつくとじっと見入ってしまい、dda40xさんにも「ずいぶんご執心だね」と冷やかされるほどでした。その理由を考えてみると、999号は、当時の鉄道経営者が最高のサービスを提供すべく企画した機関車で、それを作る側の技術者も、当時の最先端を惜しみなくつぎ込んだ機関車からなのでしょうか。そういった999号機に関わった人々の心意気が伝わってくるようではありました。

照明が暗く、カメラも旧式になりつつあり、何よりも自分の腕に問題があり、相変わらず自分でも掲載を躊躇する写真ばかりですが、何かの参考になればと思い、以下にご紹介します。いつか達人の方が訪問され、すばらしい写真をどこかにご紹介頂くことを期待します。

まずは機関車部を撮ってみました。

キャブの方向から撮ってみました。

テンダーです。美しいレタリングやストライピングが印象的でした。

真正面から撮ってみました。

テンダーの背面です(ブレてしまいました)。右手に階段が見えますが、ここからキャブに入ることができます。

キャブの中です。

上の階から、ボイラーの上を見ることができます。

 

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