Rochelleへ (1)

米国に住んでいる時、知人に、「シカゴの近くに行くことがあれば、Rochelleに行け」と言われていました。聞いたことのない名前の町でしたので、よく聞いてみると、「UPとBNSFとが、複線で平面で交差する交通の要所で、ひっきりなしに列車が通る」とのことで、ずっと気になる場所でした。今回、Chicago O-Scale Meetに参加することとなり、シカゴの中心部から2時間あれば十分に到着する距離だということがわかり、行ってみることとしました。

まず、Rochelleという町の位置ですが、Google Mapsでは、以下となります。地図を見て想像していましたが、実際に行ってみると、ただの田舎町と言っても差し支えない場所でした。このような鉄道の要所でもなければ、一生行くことのない町だと思われます。

[2010/7/2追記:Rochelleへ (2)の記事を書いていてわかったのですが、Rochelleは、Whitcomb社の工場があった町でした。場所ですが、下記の地図で、公園のバルーンマークのだいたい東北東の方向、「ミッドウェストパーク」の左下あたりと思われます。]


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上記の地図で示した場所には、Rochelle Railroad Parkという公園があり、この平面交差を正面に見ることのできる「お立ち台」が設けられています。念の入ったことに、このお立ち台では、列車無線の実況も流されていました。


これが、お立ち台の一番先に行って、撮影した平面交差です。左上から右下に向かうのが、UPで、右上から左下に向かうのが、BNSFです。


お立ち台には、このような「注意事項」が書かれています。

面白いのは、「Adults who venture beyond the park boundaries to photograph or observe trains do so at your own risk」とあることです。つまりは、公園の敷地外に出て写真を撮ったり、列車を見たりするのは、自分の責任において行っても良い、とあることです。このあたりは、アメリカらしいと思いました。日本だと「公園の敷地から出ないように」と書くのが普通でしょうね。

ただ、At your own riskと書いてある以上、何かあった時は、すべて個人が責任を負う、というのがアメリカのルールです。また、子供は、大人同伴でも絶対に敷地から出ないように、とありますので、念のため書いておきます。

我々の行った日は、曜日/時間が悪かったのか、期待していた頻度では列車は来ませんでしたが、しばらく待っているとUPのインターモーダルが通過してゆきました。次のビデオは、この列車をお立ち台から撮影したものです。かなりの両数でしたが、このあたりは平地のためか、例えばCajon Passに比べると、牽引している機関車の数が少ないので、その点では少々迫力に欠けるかもしれません。

更にもう少し待っていると、このような保守の車両がBNSF側の線路を走り抜けてゆきました。どうもこの先で線路の保守作業を行っていたようです。BNSF側の線路で何も列車を見なかったのは、このためでしょう。

この保守車両が丁度平面交差を超えるところの写真を撮ってみました。

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