橋の構造部材の圧縮と伸張(4)

今回は、力のかかり方が中心だけではない場合を計算してみます。下図のとおり、Pratt Truss BridgeのG、C、Hの3つの節点のそれぞれに均等に\(\frac{100}{3}\)の下向きの力が、橋全体には合わせて100の力がかかることを想定します。

まず最初に、A点、B点にかかる上向きの力は、それぞれ50となります。

A-D、A-Gにかかる力はこれまでの計算と同じであることがわかります。また、G点には下向きの\(\frac{100}{3}\)の力がかかりますから、G-DのG点で上向きの\(\frac{100}{3}\)の力がかかります。また、A-GのG点にかかる力と反対の力がG-CのG点にかかります。

F点には垂直方向の力は加わりませんので、F-Cの部材はZero Force Memberとなります。

ここまでを現したのが次の図です。

次にD点に注目します。D点から下向きに\(\frac{100}{3}\)の力が加わるので、前回とは計算が異なってきますが、基本的な計算方法は変わりません。

これらから、最終結果は次のようになります。

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