O-Scale West 2008 (2)

もう一つ、O-Scale Westで見つけた面白いものをご紹介します。

Pacific Locomotive Worksという会社のロストワックスの動輪の輪心です。もっとも会社といってもほとんど個人経営みたいなものではあります。O-Scale Westに出品するような会社は、個人経営のところが多く、趣味が高じてビジネスをしているような人が多いような印象を受けました。

さて、本題に戻ります。会場を回っているときに、ロストワックスの輪心がたくさん並べてあるブースを見つけ、おもしろいなぁ、としばらく見とれていたら、いきなり「コンニチハ」とたどたどしい日本語で話しかけられ、びっくり。これは何?と質問を投げたたところ、会話が弾み、「試作品だから、サンプルとしてあげるよ。日本で宣伝してよ」と言われて持って帰ってきたものです。

写真でお見せしているのがどの機関車のものだったか失念してしまったのですが、このページを見る限りでは、C&OのF-17用のものかと思います。

他にどのようなラインナップがあるかは、カタログを見てください。PRRのK-4、NYCのJ-3とか、NPのA-2とか、いろいろな形式のものが用意されており、KTM用とか、Sunset用とか書かれています。そのほか、CADのデータさえあれば、何でもやってくれるようなことを言っていました。

最初はいったい誰がこんなものを買うのか、そもそもビジネスとして成立しうるのか、というようなことを感じたのですが、少なくとも、手持ちのOゲージの機関車の動輪を入れ替えたい、と思う人がいるということは事実でしょう。例えばKTMが輸出したOゲージの機関車の一部のものは、動輪が砂型鋳物で、出来が十分とは言えないのものありますので、これらの機関車が対象になるのかなぁ、などというようなことを感じました。

いずれにしても、アメリカのModel Railroadingの奥の深さを感じさせられました。

ちなみに、このロストワックスの型の作り方の説明もしてもらったのですが、それが興味深かったので、次回ご紹介します。

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