カリフォルニア鉄道博物館に保存されているAT&SF2925

ワークスKさんのカリフォルニア州鉄道博物館(7)という記事の中に、旧サザンパシフィック鉄道のサクラメント工場跡の写真の機関車という記述があります。

すでにワークスKさんのBlogに、以下のようにコメントさせていただきました。

これはテンダーの形からしてSanta Feの4-8-4(2925)か2-10-4(5021)のどちらかに間違いないと思います。いずれもWikipediaのCalifornia State Railroad Museumの保管車両のリストに”Stored”となっています。この2形式は下回りを除いては共通設計が多く、拡大した部分の右側を見てもらうと、ほぼ同一の形状をした機関車が転がっています。

さて、私もこの博物館に何回か行ったのですが、博物館から北のほうに川沿いに少し歩いて、ちょうどこの機関車が真横に見えるあたりまで行ったことがあります。その時にじっと目を凝らして見た時は、29xxと読めたような気がします。ということで、私の視力と記憶とが正しければ、ワークスKさんが拡大されたほうが2925、その右にあるのが5021ということになるかと思われます。

ということで、ひょっとしたら、と思って探してみたら、この写真を撮っていました。もともと自己満足の記録としてとったものである上、かなりの距離をコンパクトカメラでいっぱいにズームして撮ったものですから、証拠写真としての価値さえあるかどうか、というところですが、こんなところから写真を撮る物好きも私以外にはいないでしょうから、恥ずかしながら紹介させていただきます。

下に拡大したイメージを載せておきますが、「2925」という文字を読み取ることができます。絶妙な位置で撮ってしまったので、だまし絵のようになってしまいましたが、2925は先頭が左のほうを向いて置かれています。その先に2-10-4(5021)が先頭を右に向けて置かれています。

5021はボイラーのラギングがはずされ、ボイラーがむき出しになっています。2925も似たような状態なのでしょう。カリフォルニアの気候では、保存条件は日本よりは良いとはいえ、何年も野ざらしが続いているのでしょうから、保存状態としては決して良いとは思えません。修復して良い状態で保存して欲しいと思うのは私だけではないと思います。

[2012/4/7追記: 上記ワークスKさんのページにもコメントしましたが、その後この機関車は、博物館の南1マイルあたりに移動したということです。下記にGoogle Mapsを貼り付けておきます。]


大きな地図で見る

[2018/5/6追記: その後、この機関車はOld Sacramentに移動し、現在は塗装しなおされ、綺麗な状態で保存されているとのことです。]

カリフォルニア鉄道博物館に保存されているAT&SF2925」への2件のフィードバック

  1. dda40x

    行ってみたい場所です
     ここは長年中に入るチャンスを伺っているのですが思うようにいきません。
     友人が送ってくれたアルバムです。誘ってくれれば飛んで行ったのに、と悔しがっても後の祭り。
     ご参考までに。
    http://www.photoshow.net/watch/hs2Ia8EF

    返信
  2. northerns484

    これは垂涎ものですね。
    すばらしいアルバムを紹介いただき、ありがとうございました。これは2006年のNMRA PCR Conventionがサクラメントで開催されたときに付随していたツアーでしょうか。

    今の博物館に展示されているものに負けないようなものが多数保管されていますね。これらがすべて修復・展示されたら、本当にすごい博物館になるのでしょうが、予算も厳しいのでしょうね。

    返信

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