日別アーカイブ: 2009年3月29日

Bob Brown氏のレイアウト (1)

レイアウトツアーで最初に向かったのは、Bob Brownさんのお宅です。On3(+On30)のレイアウトということで、ナローに関する知識が皆無の私は大きな期待をしていなかったのですが、28フィート(8.5m)四方の広さに繰り広げられる世界は見事なものでした。

それもそのはずで、Bob Brownさんにご挨拶し、お互いに自己紹介してわかったのは、氏はNarrow Gauge & Shortline Gazetteの編集長だということです。このレイアウトのストラクチャーやシーナリーなどは、当然、この雑誌のねたとして準備されたものが多いのでしょう。

まずは、レイアウトの全体の様子。左奥に移っているのがBob Brownさんで、その奥は工作スペースとなっています。タイトル画像は、工作スペースの壁に掲げられていたプレートを撮影したものです。

別の角度からレイアウトを見てみます。

次の2枚は、機関庫の写真です。

レイアウトにかけられた橋の写真。

次に製材所の写真。

上の製材所の隣にある、建物の残骸です。札のようなものがあるのにお気づきでしょうか。これには「1989年の地震の震源地」と書かれています。おそらくは「ロマ・プリータ地震」と呼ばれる地震と思われます。レイアウトツアーの説明の中には、「1989年の地震の爪あとも残したままにしている」と書かれていますので、何らかの被害にあったストラクチャーをこういった形で転用したのでしょうか。いかにもアメリカ人らしいユーモアだと感じました。