21世紀だというのに。。。

明日に向かって撃て(原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)」という、実在した銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの生涯をもとにした有名な映画があります。主人公がUPの列車に強盗を働くシーンが描かれていて、米国型鉄道ファンにとっては、印象深い映画なのではないでしょうか。

この映画の舞台は西部開拓時代の1890年後半から1900年ごろ、感情移入こそしましたが、現代のわれわれとは無縁の世界だと思って楽しんでいました。しかしながら、この列車強盗を地で行くような事件が起きたというニュースを目にし、そんなことがこの21世紀にありうるのかという思いで読みました。

Armed gang holds up train in Mexico, robs freight

KCS(カンザス・シティ・サザン)がメキシコで経営している子会社の貨物列車がライフルで武装した20人くらいの強盗に襲われた。手口は、線路上にトラックを置いて列車を止め、列車のクルーを脅し、積荷を強奪したというもの。何が強奪されたものは、明らかにされていないが、覚醒剤製造にも使われる塩酸プソイドエフェドリンではないかとのことである。

インターネット、交通手段、物流など、各種技術の進歩によって、モノや情報の流通、人の行き来が活発になることで、世の中が進化していると無意識のうちに考えてしまいがちですが、このような列車強盗が起きるということは、実は人間そのものは昔と変わっていないと考えるべきなんでしょうね。

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