Stocktonへ

念願のAT&SFの2921との対面がかなった後、ついでにということで、Stocktonまで足を延ばします。

ご存知の方は少ないのではないかと思いますが、Stocktonの名物はアスパラガスで、毎年春先にアスパラガス祭り(Stockton Asparagus Festival)が開催されます。私がアメリカにいた時、クラブのメンバーに誘われて、このお祭りに参加したことがあります。もっとも、この時の主目的は、お祭りではなく、臨時運行されたACE Train (ACE – Altamont Commuter Express)に乗ることだったのですが。

このACE Trainは、StocktonとSan Joseとを約2時間で結ぶ通勤列車です。しかし、日本の「通勤列車」の常識では考えられないような本数しか運転されておらず、午前中に4本の列車がStocktonからSan Joseに向かい、午後San Joseから順次Stocktonに折り返すのみです(2009年2月現在)。つまりは、日帰りでSan Joseを基点にStocktonへ向かうということは全く考慮されていませんので、アスパラガス祭りに合わせてSan Jose方面からStockton行きのACE Trainに乗れるというのはまたとない機会だったのでした。

上にも書いたとおり、このときの主目的はアスパラガス祭りへの参加ではありませんでしたので、早めにACE TrainのStockton駅に戻り、UPのメインラインを駆け抜ける長大編成を眺めて楽しんでいました。そしてふと気づくと、少し離れたところで、BNFSのこれまた長大編成がUPのメインラインを交差してゆく姿を見ることができました。

ということで、ようやく本題に戻りますが、今回Stocktonに寄ったのは、このUPとBNSFの平面交差を確かめよう、というのが目的でした。場所は下記のGoogle Mapsでおわかりいただけると思います。縦方向に走っているのがUP、横方向に走っているのがBNSFになり、いずれも複線です。”E Taylor St”とある道路は、実際には存在しませんのでご注意ください。ストリートビューでは、”E Scotts Ave”とUPのメインラインとの踏み切り、もしくは”S Aurora St”とBNSFのメインラインとの踏み切りで平面交差の存在を確認することができます。

さて、いざ現地に行ってみると、あちらこちらに「ここから先はBNSFの土地なので、立ち入りを禁ず」という札が立てられており、合法的にこのCrossingを間近に直接見ることは難しいと思われます。加えて、このあたりは決して雰囲気の良い場所とも思えませんでしたので、暢気にTrain Watchingするのは控えたほうが良いのでは、と感じました。

ということで、E Scott Aveの踏み切りの近くでUPのIntermodalの編成が一編成通ってゆくのを見届けて、早々に切り上げることとしました。ここの平面交差を通過するときのジョイント音はすさまじいものがありました。記録し損ねたのが残念です。

[2009/6/30追記: dda40xさんのBlogに、この平面クロッシングの写真が掲載されています。]


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Stocktonへ」への2件のフィードバック

  1. ワークスK

    引き込み線が興味津々で……
    ABEL Building Materialsという製材所にセンタービームフラットカーが4両いますね。

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  2. northerns484

    目ざといですね
    さすが目の付け所が違いますね。
    以下は短時間しか見ていない私の印象なので、全く根拠はないのですが、例えば大陸横断の要所のCajon Passは、Intermodalの列車が主体なのに対し、San Joaquinルートはカリフォルニアもしくは西海岸ローカルな物資の流通が多いので、貨車のバリエーションに富んだ列車を楽しめるような気がします。
    記事に書いたアスパラガス祭りのときも、干草、木材、箱など、いろいろなものを積んだセンタービームカーが何台もつながれた列車を見て楽しんでいた記憶があります。

    返信

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