Gary Schrader氏のレイアウト (2)

Gary Schrader氏のレイアウトの紹介の2回目です。とはいっても、もはや文章で書くことはなく、4本撮ってきた短いビデオクリップを2回に分けて紹介したいと思います。

まずはAC-12が牽引するPFE(Pacific Fruit Express)。機関車は、ナンバーボードにも照明が入れられるなど、細かいところまで手がかかっています。貨車も含めて、塗装、ウェザリングが丁寧に施されています。ただ、レイアウトの制約を考えても、貨車が20両程度というのは物足りない気もしますね。

続いて、GS-3が牽引する、Owl風のヘビーウェイト客車の旅客列車です。Owlは、オークランドとロサンゼルスをSan Joaquinルートを経由して結んでいた夜行列車です。昼行列車ではSPの看板列車である(Coast) Daylightを補完するためにSan Joaquinルート経由でSan Joaquin Daylightが運行されていたと同様に、夜行列車ではLarkを補完していたのが、Owlです。ただ、「当時のOwlの編成を完全に再現しているわけではないので」、あくまで「Owl風」なのだそうです。

黒塗りのGS-3と濃緑のヘビーウェイト客車の組み合わせは、一見地味であり、あまり目だたないなぁと思っていたのですが、良く見るとこれはこれで大変手のかかった模型であり、SPの旅客列車の黄金時代を再現しているようにも思え、見ているうちにどんどん引き込まれてしまいました。

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