SPのマウンテンMT-4のレストア (4) – パイロットの修正 –

この記事は、Mark Schuzter氏Restoring Southern Pacific MT-4の4ページめのRepairing the Pilotを訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。

なお、元記事は2004年4月19日に作成されました。


パイロットを修理する

損傷したパイロットの塗料を剥がし、サンドブラストをかけたところで、パイロットを修正するには、主台枠から完全にはずす必要があるということがわかった。落下による損傷の結果、主台枠のフレームは上向きに曲がっており、フレームの両側のハンダ付けがはずれていた。パイロットのシールドと支えのアタッチメントも曲がり、壊れていた。パイロットの両側のステップは、折れて無くなっていた。ひとたびパイロットをはずしてしまえば、各々の部品をまっすぐに直すことは簡単であった。それから、ハンダ付けのペーストと抵抗ハンダゴテを使って、すべての部品を元に戻した。16mil(0.4064ミリ)の真鍮板から、置きかえ用のパイロットのステップを一組作った。完成した後、ハンダ付けで出来た酸化物をきれいに除去するために、もう一度サンドブラストをかけた。

以下は、加工前と加工後との写真である。


・補足
抵抗ハンダゴテについては、これまたdda40xさんのblogに解説があります。
Carbon Rod Soldering
続 Carbon Rod Soldering

実は私も試作しています。近いうちにご紹介したいと思います。。。

SPのマウンテンMT-4のレストア (4) – パイロットの修正 –」への4件のフィードバック

  1. gallopinggoose

    サンドブラストの威力ってすごいですね
    こんばんは。
    サンドブラストかけると本当に綺麗になりますね・・・
    私の手元に税関で検品中に落とされて、ロストワックスのパイロットが折れてしまったのがありますが、それなんて、すっかりあきらめていたのですが、こうしてちゃんと治されている方を見ると、その程度で、あきらめてはいかん・・・と思いました。
    めげずにパーツ探しをします。
    ところで、サンドブラストかけている割にはエッジがピシッと出ていますね・・・
    その昔Go Modelの機関車はサンドブラストのかけすぎで、角が丸くなっていました。それ以来サンドブラストってよくないものだと思っていましたが、見直したのと、やっぱり不思議です・・・。砂の質が違うのかしら・・・

    返信
  2. northerns484

    腕なのか、進化なのか
    gallopinggooseさん:
    私もサンドブラストは、難しいものだと思っていました。ですのでMark Schutzer氏の作例を見て、目から鱗でした。
    もちろん、本人の腕が確かということが大きいのでしょうが、技術も変わってきていると思います。これも後日聞いてみます。

    返信
  3. gallopinggoose

    よろしくおねがいします。
    こんばんは。
    お願いばかりしており、申し訳ありません・・・お忙しいのに・・・

    でも、期待しております。よろしくお願いします。

    返信
  4. northerns484

    ちょっと気長にお待ちください
    galolopinggooseさん:
    了解しました。前のコメントも件も含めて、まとまった時点で聞いてみますので、ちょっと気長にお待ちください。

    返信

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