この記事は、Mark Schuzter氏のEspee’s Cab Forwardsの10ページめのPaintingを訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。
なお、元記事は、2004年4月25日に作成されました。
塗装
キャブフォワードは、その生涯の終わりにおいては、3つの異なった色を使って塗装を行っていた。全体の基本的な色は黒で、熱くなる部分(煙室と火室)はグラファイト・グレイ色であり、キャブの下の部分は、アルミ色であった。
黒に関しては、フロックィルのエンジンブラックとウェザードブラックとを1対1で混ぜたものを使った。キャブの前面には、フロックィルのプラチナミスト(platinum mist)を使い、煙室、火室については、グラファイト(graphite)とオールドシルバー(old silver)を混ぜたものを使った。
これは、グラファイト・グレーと、アルミ色とを塗った後のボイラーの写真である。
上の写真は、そのほかのすべての部品を黒に塗った後を示すものである。色を塗った後で、塗膜を完全に固化させるために、オーブンをwarm(125F=約52℃)に設定して、一晩焼き付けた。このほか、タイヤをマイクロマスクでマスキングした後で、車輪を塗装した(残念ながら写真はとっていない)。焼付けが終わった後、黒で塗ったすべての部品に、テスターのダルコートを吹き付けた。デカールを貼り付ける場所には、代わりにテスターのグロスコートを吹き付けた。
塗装が完全に固化した後、ボイラーおよびキャブの、グラファイトグレーと、アルミ色の部分をマスキグした。簡単にマスキングできるところはテープを使い、複雑な形をしたものについては、マイクロマスクを使った。マスキングが完了した後、ボイラーの残りの部分を黒で塗った。
以下は、黒を塗った後のボイラーの写真である。
そして、機関車の両端である。
すべての吹き付けが終わった後、インジェクターとバルブのハンドルとを赤色に塗った。キャブの部分は、デカールを貼る準備として、グロスコートを軽く吹いた。