引き続き、Mark Schutzer氏のブラス機関車の作例を紹介してゆきます。今度は、Akaneのキャブフォワード(AC11)です。
技法的には、これまでにご紹介したP-8パシフィックや、クラスMT-4マウンテンに共通する部分がありますが、日本型にはない、大型の連接機ということで、これまでと違った部分も多く、お楽しみいただけるのではないか、と思っています。
前の記事の目次でも書きましたが、日本では一般的ではない技法や材料が出てきたり、一部間違いがあったりしますが、参考になる部分も多いのではないかと思います。そこまで行かなくとも、米国にはこのような楽しみ方をしている人がいるということ、日本から輸出された模型がこのように愛されているということ、ということだけでも感じ取ってもらえれば、と考えています。特に、アカネというメーカーが存在した、ということを理解してもらうだけでも意味があると思っています。
なお、訳を掲載する当たっては、Mark Schutzer氏の許可を得ています。元記事、写真の著作権は、Mark Schutzer氏に属しますが、他の人に著作権がある一部の写真については、その旨が明記されています。
訳にあたっては、日本語としての読みやすさを主眼に、原意を損なわない程度に意訳したつもりですが、私の実力不足により、原文の微妙なニュアンスが訳し切れていないところがあるなど、所期の目標が達成されているとは思えません。また、用語を中心とした専門的な知識の欠如により、誤訳、不適切な訳が含まれていると思います。何か気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。
これまで同様、このページは目次とし、以下、記事を追加する度にそのリンクを追加してゆく形を取りたいと思います。
サザン・パシフィックのキャブフォワード(AC11)のレストア
(1) キャブフォワード
(2) キャブフォワードの模型
(3) 最初の一歩
(4) 駆動系の改修
(5) バランスをとる
(6) ディテールの追加
(7) 塗装の準備完了
(8) 線路上での試験
(9) 塗装の準備
(10) 塗装
(11) デカールはり
(12) ウェザリング
(13) 仕上げ
(14) 完成