SPのキャブフォワードAC11のレストア (12) – ウェザリング –

この記事は、Mark Schuzter氏Espee’s Cab Forwardsの12ページめのWeatheringを訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。

なお、元記事は、2004年4月25日に作成されました。


ウェザリング

機関車に、より実感的な外観を与えるために、軽めのウェザリングを加えることとした。エアブラシ、ウェザリング用のパウダー、ウォッシングなどの技法を組み合わせて、自分の望む効果を出すこととした。

ピカピカした走り装置を落ち着かせるために、すべてのロッドにTestorのdullcoatを吹いた。その後で、ポリスケール(Polly Scale)のオイリー・ブラック(oily black)を薄めたものを吹いた。これで走り装置の色調は落ち着いたが、ロッドの色が少し単調になってしまった。この後で、10倍に薄めた埃っぽい黒(Grimy Bkack)を使って、ウォッシングを施した。ウォッシュが乾いた後には、とても実感的な色の変化を生み出すことができる。

デカールを貼り付けた後、すべての走り装置を組み立て、モーターとギアボックスとを組み立てた。車輪のタイヤには、マイクロマスクを塗布し、ウェザリングの最中に塗料がかからないようにした。
モーターを繋ぎ、車輪が回転している状態で、ポリスケールの泥色(dirt)をかなり進めたものを吹いた。5倍から10倍に薄めたので、一回吹いただけでは、わずかに塗料がのるだけであるが、何回も繰り返すことで、自分の望む、微妙な効果を得ることができた。

これは、上記のウェザリングを施した後の、試験走行台上の機関車の写真である。

走り装置の色と、テンダーの下部の土埃の効果に注目して欲しい。

以下に、機関車の走り装置の写真をお見せする。

残りのウェザリングは、ボイラーを組み付けた後に、Bragdonのウェザリングパウダーを使って行った。すすけた黒(Sooty black)、グレー、白、さび色のパウダーのいろいろな組み合わせを使った。このほか、ボイラーとテンダーの両側に、小さな固いブラシを使って上から下へ、いろいろな色を塗った。最終的なウェザリングの効果は、後に紹介する、完成した写真の記事を見て欲しい。


補足
・本文には触れられていませんが、フライホィールも黒く塗っているところが、神経が行き届いている証拠という気がします。

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