次に向かったのは、Diesel Locomotive Restoration Shopです。何度も書いていますが、私はディーゼルに関しては、多くの知識はありませんので、写真を掲載するのみでご容赦ください。
まずは、Shopの外に数多くの機関車が置かれているのが目に入りました。
これは、ミルウォーキー鉄道の118-C号機(F7A)です。
シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道の6847号機(SD40-2)です。
これは珍しいのではないかと思いますが、Minneapolis Northfield & Southern Railwayの21号機です。ボールドウィンのDT6-6-2000で、現存する唯一のものです。かなり大柄な機関車ですが、ディーゼルの発展の初期のころのもので、上記Wikipediaの記述によれば、8シリンダのエンジンを2機積んで、出力は2000馬力だったということです。ボールドウィンは結局ディーゼルのビジネスをうまく軌道に乗せることができず、機関車の製造から撤退するわけですが、この機関車を見ながら、ふと、ボールドウィンの人たちがどういう思いでこの機関車を作ったのだろうか、などということを感じました。
ここから、建物の中に入ってゆきました。ツアーのガイドの方に、各々の機種が、ディーゼル機関車の発展の歴史の中で、どのような意義があるか、ということを解説をして頂いたことで、この博物館の収集ポリシーがしっかりしている、ということを感じました。その時はふんふんと納得して理解したつもりですが、しっかりとメモをしておくべきだった、と反省しています。
同じくバーリントンの9255号機(SW7)です。
バーリントン・ノーザンの5388号機(U30C)です。
Diesel Locomotive Restoration Shopは、地図で言うと、左上から右下に伸びている線路のすぐ下あたりとなります。
SD40-2やU30Cが博物館入りとは!
最新鋭機ではないにしろ、標準機だとばかり思っていた両形式が博物館に保存されているとは、驚きます。日本でいったらEF65やDD51と行った感じです。
逆に標準機だからこそ。。。
本文にも書きましたが、歴史を記録するという観点からは、標準機だからこそ、コレクションすべき、という考え方もできるかもしれませんね。
それと同時に、この博物館には、何でも収集してやろうという壮大な野望があるようにも感じました。