路盤が完成したところで、鉄橋の全体を構成してゆきます。各々のパーツにはタブとスリットが切ってあり、レーザーカットでは1/10mmの精度が出せるとのことなので、差し込むだけで位置関係が正確に出るようになっています。また、部品を容易に差し込めるよう、タブは面取りがしてあり、またスリットはタブのサイズよりごくわずか大きめにしてあります。
なお、ここからの図は、部品の配置の関係をわかりやすいように示したものであり、実際の組立順序を示すものではありませんので、ご了承ください。
まずは、鉄橋の全体を構成する部品は次のようになっています。
これらが一体となると、橋の全体像が見え始めます。
次は、橋の天板のトラス構造と左右の柱をつなぐトラス構造です。後者については、立体感を持たせたかったのですが、レーザー加工で立体感を持たせる部品を作るのが困難であり、また、橋の中の構造となるので、シルエットだけ見えればよいかと思い、今回はここでとどめました。
組み付けた後です。
門構(ポータル)のトラス構造を組み付けます。橋の2つと中の2つのトラス構造はデザインを変えてあります。本来これらの2つのトラス構造は別々の部品を用意すべきなのですが、今回は簡略して、どちらについてもXを構成する部分については同じ部品で構成するようにしました。
ここまでの部品が構成された状態が下記となります。
余談ですが、この橋の奥に位置する門構部分のアイソメトリック図を描くのは非常に大変でした。一度すべての部品を同一のレイヤー上において作図し始めたのですが、途中から部品の上下関係がこんがらがってしまい、放棄しました。結果、すべての部品を異なるレイヤーに置き、特定の2つの部品のみを表示し、その上下関係に注目し不要な線を消してゆくという作業を丹念に行いました。従って、まだ間違いが潜んでいるものと思われます。
そうはいっても、実感的な図ができ、個人的には満足しています。本来は強力な3D-CADがあれば簡単なのでしょうが、あいにくとそれだけの投資をする余力もなく。。。