橋を設計する - 補遺(2)

前回書いた通り、DXFデータをdda40xさんにお渡しして私の役目はほぼ終わったかなぁ、と呑気に構えていたのですが、加工業者からの連絡で次のような対応をすることになりました。

データファイルの分割

前回掲載した図の通り、加工する板の厚さごとにすべての部品をまとめた2つのDXFファイルを渡しました。材料の無駄を省くという意味もありましたが、加工業者の手間が省けるだろうと考えてのことでした。

ところが、「これだけ大きいと、加工機械で読みこめない」と言われました。そんなことがあるのかというのが第一印象でしたが、加工機械では一度に扱えるメモリ容量が違うのだろうと思い直し、部品ごとにデータを分けて改めて渡しました。結局最初からそのようにした方がよかった、ということですね。

レーザー加工の制約

すでにこちらに書いた通り、8mmの板に細いスリットを開けることはできないと言われました。詳しい理屈はわかりませんが、板の厚みがある場合は長時間レーザーを照射する必要があり、カットの幅が広がるため、ということのようです。

従って、この8mmの板については、接着ということになりました。時間があったら、もう少し位置決めを確実に行えるような構造を考えたかったところです。

そのほか、天板および門構の細かいトラスは、随分と加工に手間がかかったようです。レーザーカットは、外形をざっくりと切るのは得意でも、あまりに細かい部品を多数作るのには向いていないのかもしれません。

 

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