O-Scale WestのSwap Meetでは、出展者のブースは毎年ほぼ同じ場所に割り当てられています。更に、ブースの名札も何年も同じものが使われています。合理的なアメリカ人らしいと思うのですが、熱心な人たちが継続的に参加しているということの裏返しでもあります。つまり常連さんは、「あのあたりに行けばあの人に会える」ということがわかるということで、dda40xさんは「まあ、Oスケール関係者の年に一回の同窓会みたいなもんだね」と形容されていました。
こう書くと、常連さんだけの敷居の高いイベントに思えるかもしれませんが、決してそのようなことはなく、私のような新参者にも暖かく接してくれます。もちろん、それなりの「コミュニケーション能力」が必要となりますが。
私も昨年のブースの配置を思い出しつつ、なるほど同窓会とは言いえて妙だなと頷きながら会場を回っていました。
昨年紹介した、三次元プリンタを活用したロストワックス部品のビジネスを行っているBill Brisko氏。あいさつもそこそこに、「今年は何か新作はないの?」と聞いたのですが「うーん、去年とあんまり変わらないかな」との返事。
O-Scale Westの直前にレイアウトを訪問したLou Cross氏のRight O’ Wayブランドのブース、Louさんのお宅でお会いしたDennisさんご夫妻のロストワックス部品のブースにも寄り、お礼とご挨拶。
Glacier Park Modelsは、Oスケールの最新作を展示していました。先日、GPMの新作のFrisco 4500の記事を書いたときに写真の引用を許可してくれたことに改めて御礼。
Key Importsは、最新作のSPの4-8-4であるGS-1、GS-2を展示していましたが、非常に高価なのと、すでに多くが売り切れということで、横目で見て通過。
超細密なブラスの機関車のインポーターであるKohsは、私の知る限り数年ぶりの出展だったと思います。タイトル画像は最新作のPennsylvania Railroad FW-1/FD-2 Flatcar。このほか、UPのChallengerのパンフレットが置かれていました。Kohsのブースで私が一番関心を持って聞いたのは、何年もほとんど進捗のない、NYCのNiagaraのプロジェクトの状況でした。Niagaraは不思議と良い資料が少なく、Kohsも正確を期すにはどうしたらよいか苦しんでいたようですが、「New York Central Historical Societyが実物の図面を持っていることがわかって、商業利用についてつめている」とのことでした。
このほか、本やら、写真やら、新旧の模型やら、いろいろなものが売りに出されており、わくわくしながら会場を回っていました。その中で私の目を釘付けにしたものがあったのですが、これについてはまた別途。