日別アーカイブ: 2009年9月27日

SPのクラスP-8(パシフィック)のモデリング (8) – テンダーのレストア

この記事は、Mark Schuzter氏Modeling Espee’s P-8 class Pacificsの8ページめのRestoring the Tenderを訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。

なお、元記事は、2005年9月4日に作成されました。


テンダーのレストア

P-10の模型に最初に付いていたテンダーは、オイルバンカーが延長されたC-120-8クラスのものであった。その生涯のどこかで、この模型のテンダーは、2467号機にふさわしいC-120-3に交換されていた。塗装をやり直す必要がある以外は、テンダーはかなり良い状態にある。

これは、テンダーのもとの状態を示す写真である:

テンダーによくある問題は、台車のボルスタまわりの集電不良である。このまわりの真鍮は酸化され、通電が断続的になる。この問題を修正するために、私はボルスタの接点の周りと、ドローバーピンとを銀メッキした。

以下は、銀メッキをする前後のボルスタのまわりを示す写真である:

次に、Jascoの剥離材を使って塗装を剥離した。その後、サンドブラストをかけ、真鍮を綺麗にし、塗膜の最後の残りを取り除いた。

これは、テンダーの塗装を剥離した後の写真である。

テンダーは、フロックィルのウェザードブラック2に対してエンジンブラックを1混ぜたもので塗りなおした。ボイラーと同じく、レタリングの準備のために、グロスコートを塗った。

これは、つやのある塗装の状態でレタリングを施したテンダーである。

レタリングが完了した後、テスターのダルコートを軽く何回か吹き、塗装のつやを抑えた。これでテンダーのウェザリングの準備ができた。

車輪をNWSLから出ている洋白の車輪で置き換え、テンダーのレストアを完了した。


補足:
・上記で銀メッキの話が出ていますが、Mark Schutzer氏のウェブサイトのクリニックのスライド39には、次のような道具が紹介されています。
Plug N’ Plate Brush Plating Systems
もう一つスライド40に紹介されている道具は、記載のURLを探してみましたが、見つかりませんでした。
JNT BRUSH-PLATING and DIP-COTING KITS