この記事は、Mark Schuzter氏のModeling Espee’s P-8 class Pacificsの1ページめのModeling Espee’s P-8 class Pacificsを訳したものです。訳にあたっては、Mark Schutzer氏の許可を得ており、元記事、写真については、特記ない限りMark Schutzer氏に著作権があります。誤訳、不適切な訳、その他気づいたことがあれば、遠慮なくご指摘ください。詳細は、こちらの目次をご覧になってください。
なお、元記事は、2005年8月26日に作成されました。
サザン・パシフィックのクラスP-8パシフィックのモデリング
この一連の記事は、古いバルボア(Balboa)のブラスの機関車のレストアと改造について述べるものである。この機関車は、もともとはクラスP-10のパシフィックの模型であったが、部分的にクラスP-8に改造されていた。この記事は、この機関車の修理、モーターの換装、仕上げに至るまでのすべてのプロセスを追うものである。
サザン・パシフィックのクラスP-8パシフィック
サザン・パシフィックのクラスP-8パシフィックは、1921年の初めに、フィラデルフィアのボールドウィン・ロコモーティブ・ワークス(Baldwin Locomotive Works)によって製造された15台の機関車である。これらの機関車には、2461から2475の車番が割り当てられた。これらの機関車は、1921年の春の終わりまでに運用に入り、すべてが1950年代まで運用されていた。このうち何台かは、1950年代の終わりごろ、蒸気機関車の終焉まで生き残った。
P-8がサザン・パシフィックに納入された時点では、4輪(2軸)台車を履いた12000ガロンのテンダー(クラス120-C-1)を従えていた。1929年までには、これらのテンダーのほとんどが、様々なクラスの6輪(3軸)台車のテンダーに置き換えられた。これらの機関車のほとんどが、クラス120-C-3のテンダーで生涯を終えた。
サザン・パシフィックは、蒸気機関車の時代の終焉に、多くの機関車を沿線の街に寄付した。幸運なことに、2台のP-8がスクラップ屋のトーチを逃れ、今日まだ健在である。ボランティアの献身的な努力により、2467号機と2472号機のいずれもが完全にレストアされ、数年前まで運転されていた。現時点では、ボイラーの検査のため、2台とも火を落とした状態にある。2472号機は、現在サンフランシスコのゴールデンゲート鉄道博物館(GGRM: Golden Gate Railroad Museum)[訳注: サイトはこちら]に在る。2476号機は、ごく最近までGGRMにいたが、サクラメントのカリフォルニア州鉄道博物館[訳注: サイトはこちら]に移送された。[訳注: この記述は2005年8月当時の情報であり、現在、これらの2台の機関車は、Niles Canyon Railwayで動態保存されています。このうちの2472がUP844と並んで停車した時のことはこちらに書きました]
以下、2472号機の今の写真を紹介する。
そして、これは姉妹機の2467号機である。
補足
・英語の原題を見てもらえればわかるとおり、サザンパシフィックの愛称として”Espee”とかかれる事がよくあります。